茨城県利根町 布川神社 

 

新座市大和田 氷川神社

 

 

 

2008

7月25日(金)

茨城県利根町 布川(ふかわ)神社 
普通は大祭といわれるが、3年に一度行われるものを「臨時大祭」という。我孫子在住の方から教えていただいて、利根町に問い合わせ た。懇切にメールを頂戴し、出かけてみた。JR常磐線我孫子から成田線に乗り布佐駅で下車し、利根川を渡ると利根町で、駅から15分くらいだろう。神社は小高い丘の上だから、いやでも階段を登らざるを得 ない、苦手なロケーションである。
神輿は106.5センチ、江戸作だと思う。四方扉、金彫刻の重厚な神輿だ。最初は拝殿に入っている。階段下には町会の屋台5基が12:00には勢ぞろいし、賑やかなお囃子の競演を行っており、町会子供神輿が12基階段を順次上ってきて勢ぞろいする。何故か子供神輿は全部新しいし、半分以上は刑務所製だ。
式典は12:30頃から行われ、始めに子供神輿のお祓いを済ませ、順次子供神輿は階段を下りていく。境内では本社神輿の世話人と担ぎ手の若い衆だけが残る。ここの特徴は若衆が階段を下りて、下で「禊ぎ」といって水を浴びせられることで、それを受けて階段を戻り社殿前に整列し手締めをする。しかもその所作を7回繰り返すことになっている。7回目には若衆はフラフラしている。
社殿前に戻ると世話人が拝殿内の神輿を降ろしてくる。それに若衆がたかり、先棒争いを行い、5分後に階段を下りてくる寸法だ。撮影者としては、社殿前の神輿振りはもとより、階段下での「禊ぎ」の水掛けも撮りたいわけで、冒頭述べたように階段の上がり降りを早くしなければならない苦痛の状況での?撮影である。
7回の「禊ぎ」が終わると世話人が拝殿から神輿を下ろしてくる。それを待てない若衆とそこで既に揉める。先棒争いが激しくて、神輿は挙がらないし、動きが激しいので神輿を正対しては撮影できない。5分と決められた先棒争いが終わると、神輿を階段下まで降ろすわけで、私は相当に早く下に降りてしまった。
下から見上げると神輿の階段下りは大変なのだが、余り絵にはならない。屋台が5台一斉にお囃子をかなで、かつ屋台上は神楽の正装で迎える。天のうずめの命とか由緒有る正装だ。こちらの方が非常に絵になる光景だった。
神輿は13:30に階段を無事に降ろし終わり、平日なのに大勢の観衆からは拍手喝采となる。すごいのは屋台の囲む中に神輿を下ろしてから約一時間その屋台の壁の中で差し挙げたまま、各屋台一つ一つに拝礼に行く形を延々と繰り広げる。余り多くないカメラマンも最後の方は暑さもあってゲンナリ気味だが、若衆は元気が良い。お囃子もヒョットコ、岡目とか次々に繰り出して屋台上での競演が続く。 ようやく14:30頃に、年番屋台の出発に呼応して神輿がその屋台を追いかけて町内に出て行く。他の屋台も自分の町内に戻る。
全体として非常に絵になる祭礼で、見ていて気持ちが良かった。
この行事は初日だけだが、屋台と神輿の取り合わせは祭礼期間3日間とも行われるようである。布佐駅→我孫子→新松戸→新座と移動する。

新座市大和田氷川神社 
毎年この時期の金土の夜に渡御される別名「はだか祭り」である。担ぎ手が原則としてふんどしで担ぐからである。
19:00出発で金曜日には、出発前まで綺麗な飾り神輿が拝めるようになっている。
約180年前の江戸神輿と思われる。台輪110.5センチ。屋根紋の巴の下地に地紋が浮き出しになっている珍しいものだ。四方扉。彫金の胴体だ。
担ぎ手は原則として「ふんどし」だけだし、暴れるので、出発するときには飾り(吹き返しも)全部取って、胴に晒しが巻かれる。鳳凰と蕨手は別に置いてあった。鳳凰は古い形だが蕨手は手にしたら割りに軽いものだった。
この神輿+担ぎ方、お囃子すべてが新座市の無形文化財だ。担ぎ方は伝統で飛んだり跳ねたりと言う説明しずらいもので、差し上げたりもする。18:40頃から境内でかなり披露してくれたが、戻りの境内では2時間以上揉むそうで、もっと激しい担ぎになるそうだ。隣の志木市では普通の担ぎなので、地元の方も、ここだけだろうと言っておられた。
宮入りを見るべき神輿とは思うが、帰途を考えると躊躇してしまう。
神社は新座駅から20分近くかかるので、猛暑の中では往復大変だった。大和田交叉点からは5分くらいだ。
神社から出ると、私の居る間に限っては、普通に静にかついでいるだけだった。
(斎藤力・さいとう つとむ)
 

 

 

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