神奈川県鎌倉市大町/八雲神社

 

千葉県鎌ヶ谷市粟野/八坂神社

 

 
 

2009

7月11日(土)

神奈川県鎌倉市大町/八雲神社
(かながわけんかまくらしおおまち/やぐもじんじゃ)
鎌倉駅から鶴岡八幡宮と丁度逆方向に行き、JR横須賀線の陸橋をくぐらずに斜め左へ行く道を行くと、八雲神社入り口という看板がある。神社はその通りから少し左手に入ったところにある。神輿庫に掲示が有って、神輿は4基あり、次の通りである。
大番神輿 寛保二年(1742年)台輪111センチ(3.7尺)屋根には鳳凰
一番神輿 萬延元年(1860年)台輪109センチ(3.6尺)屋根には蓮の花
二番神輿 萬延元年(1860年)台輪109センチ(3.6尺)屋根には鳳凰
三番神輿 萬延元年(1860年)台輪109センチ(3.6尺)屋根には宝珠
大番神輿は正面唐扉、他の三方金板の延べ板くりぬき彫刻、胴の上下に彩色の木彫
一〜三番神輿は正面唐扉、他の三方金板の延べ板くりぬき彫刻
と、ほぼ同一の作りなので一〜三番神輿は大神輿を参考にしつらえた神輿だろうと思われる。金板のくりぬき彫刻はどれも非常に精緻で、素晴らしい工芸の技が冴えるものである。
神社境内には大番、二三番神輿が置かれていて、一番神輿は大町交叉点坂下のお仮屋におかれている。初めて行った神社なので要領が分らなかったのだが、お聞きすると祭礼は7月7日から14日までで、その中の土曜日に神輿を出すが、午前中に神事・式典で御霊入れを済ませ、13時からは大番、二三番神輿で町内を「お渡り」する。途中で一番神輿の置かれている大町坂下に来たとき(概ね16時)には一番神輿も迎える、この辺までは黒烏帽子の白丁が奉仕する。その後19時からは還御の「お渡り」なので半纏姿で4基とも肩を入れて担ぎ、神輿に提灯をつけて横一列に神輿を並べて一つの神輿に見せたりもする。そして21時に還御となるそうである。こうしてみると私の行った昼過ぎの時間より、夜宮に行った方が見学的には良さそうである。
記録としては本日12時40分ころに、三番神輿を肩を入れないで鳥居から出して、すぐにトラックに積んだ。次に大番神輿、二番神輿の順番で鳥居外まで運び肩を入れてややしばらく2基の連合で町内を巡り、おおよそ15分くらいで二番神輿も別のトラックに積んでしまった。大番神輿だけを白丁だけで担ぎ、その前を二三番神輿のトラックが行く形である。猿田彦だけはその先頭を行く。そして正に古都鎌倉の風情を残す自然豊かな住宅街の狭い通りを大番神輿だけが肩を入れてやや斜めに担ぐ。参ったのはそのスピードの速さで神輿の前に出て撮影するのは一苦労だった。神社を出て、小一時間経った時点で大番神輿もトラックに積んだので、私はそこまでで辞去した。
初めて鎌倉の神輿らしい神輿と行事運行を拝見できて、今更ながらに「鎌倉の歴史の奥深さ」を感じたものだった。
その足で鎌倉駅から横須賀線に乗車、千葉県の船橋まで行き、船橋から東武野田線で新鎌ヶ谷にいった。毎回の事ながら、良くそんなに移動しますネ!と皆さんに言われるが、案外時間的には楽な行程なので、それほどには苦にならない。

千葉県鎌ヶ谷市粟野/八坂神社
(ちばけんかまがやしあわの/やさかじんじゃ)
写真の大先輩に教えていただいた神輿だ。八坂神社祭礼なので、7月の7日〜15日までを祭礼期間としていて、神輿は3年に一度だそうだ。鎌倉と同様にその間の土曜日なので、今年は11日(土)、18時からだそうだ。神社前の大通りを通行止めにして22時まで担ぐとのことだ。それより前の7日に神事があるとのことで下見を兼ねて出かけてみた。神社は東武野田線、北総公団線の「新鎌ヶ谷駅」から10分ほどのところだが、行きづらい場所で、道のようなそうでないような道を辿るのが一番近道だった。東武野田線柏駅方面への最初の踏み切りに近いのだが、駅からすんなり来れる道は無い。さて神事だが八坂神社社殿に神輿を正対させて載せているので前から結局は撮れなかった。台輪3.6尺、江戸中期作とのことだ。四方扉で古式な神輿を髣髴(ほうふつ)とさせる胴体は、簡単な格子模様に金箔貼りの四方扉で、いたってシンプルで重厚な神輿だった。
鎌倉から着いたときには、鳥居前に神輿が置かれていて、胴体に晒しが巻かれていた。7日にシンプルだが、胴体を撮影しておいて良かった。さて、予定時間の10分前になっても祭り半纏の担ぎ手は10名にも満たないで心配したが、18時一寸前には20名近くになった。若い人1/3、昔の若者2/3といったところだろうか。18時に花火が3発あがり、それを合図に担ぎ上げた。まだ薄暮なので、ストロボ無しで撮影してみた。担ぎは平凡だが運ぶ感じで元気が良いので、ここも早い早い。前に出てもすぐに追いつかれてしまう。前々から揉むと聞いていたが、休憩所、Uターンするところでは揉むようだ。地面すれすれに神輿を何度も上下させるので、台が地面のコンクリートに当たる音がするほどの激しさだ。そして最後に差し上げて静止して一回の所作が終了して、これが3回繰り返されて初めて終了する。ストロボの必要な暗さになったころで、撮影を中止した。いつも自己批判しているように、ストロボ撮影は大の苦手で今回も失敗した。
今日の参加者は小澤・丸山・監物の各氏。意外に少なかった。1/3年なので次回は私は多分来られないだろうし、今日鎌倉から来て、そして見て良かった。蛇足だが昆虫なども居れば同時撮影しており、今日は新鎌ヶ谷から神社へ行く道のクズの葉のうえにナナフシという昆虫を何十年ぶりに見て、うれしかった。
(斎藤力・さいとう つとむ)  

 

 

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