神奈川県逗子市小坪/須賀神社

 

神奈川県平塚市四ノ宮/前鳥神社境内末社八坂神社

 

神奈川県大磯町西小磯/八坂神社

 

神奈川県横浜市金沢区洲崎/洲崎神社

 

神奈川県横浜市金沢区野島/稲荷神社

 

神奈川県鎌倉市極楽寺/熊野新宮

 

2009

7月12日(日)

祇園祭の日程から、各地で祭礼が多い日だ。私も今日は少し行き過ぎたかもしれない!そして今日は合計6社の神輿を拝見できたが、全て今まで見たことの無い神輿であった。

神奈川県逗子市小坪/須賀神社
(かながわけんずししこつぼ/すがじんじゃ)
前日鎌倉でお会いした写真仲間の大野さんにお聞きした神社で、新逗子−鎌倉間のバスの丁度中間地点である小坪漁港に鎮座する神社である。まあ神社とは言っても、地蔵堂の隣にある小さいお宮さんだ。朝の早い時間に宮立ちと聞いていたので、7時前くらいに新逗子駅に到着し、偶然大野さんと同じ電車だったので同行した。神社に着いたのは7時過ぎだったが、丁度神事が終わり、伺うと宮立ちは8時半以降とのことで、私は先の予定があるのでひとまず辞去した。残った大野さんに後でうかがうと、9時近くに社殿から神輿を下ろし、道路で担いだり、上下に荒く揺すったりした後にトラックで次の神幸場所に移動したそうだ。こうしたことを地域地域で行いながら小坪をまわるらしい。私が戻った16時ころには、漁港の近くの地域で神事後、地元の方で肩を入れて定められた場所まで運び、そこで夜に向けて屋根に提灯をつけ始めた。近くの漁港の方では4台の山車/屋台がお囃子の演奏を行っていた。これから夜に掛けて海岸(天王浜)で神輿と山車のコラボレーションがあるらしい。
肝心の神輿は、白木の純朴なもので、正面扉以外は白木に金具を模様に打ち出したものが張られているといえば良いだろう。台輪は109センチ(3尺8寸)だ。鎌倉の八雲神社同様に担ぎ棒が台輪と一体になっているもので、相当な年代ものの神輿だった。

神奈川県平塚市四ノ宮/前鳥神社境内末社八坂神社
(かながわけんひらつかししのみや/さきとりじんじゃけいだいまっしゃやさかじんじゃ)
前鳥神社ご祭礼は9月で大きな神輿は写真でしか拝見したことがないが、今日は末社八坂神社のご祭礼としての神輿が担がれる。台輪115センチ(3.8尺)。監物氏の書籍によれば明治23年製作とある。二天棒でのドッコイ担ぎだ。
8時からの神事後、正確に8時半に神輿が挙がり、社殿前からすぐに右折して赤い鳥居から宮立ちされた。神事で近寄れず、すぐに宮立ちになったので、神輿をまともには見ていない。偶然撮影にきていた仲間内の忍田氏にビデオでも無心して見ないと分らずじまいだ。情けないカメラマン?だ。平塚駅から隣の大磯駅まで、東海道線で移動。

神奈川県大磯町西小磯/八坂神社
(かながわけんおおいそまちにしこいそ/やさかじんじゃ)
先週の中丸地区神輿撮影の際に見た神輿に行ってみた。台輪123.5センチ(4.1尺)平屋体の古神輿だ。胴の上下には螺鈿(らでん)がちりばめられている特異な神輿だと思う。監物氏の書籍によれば明治36年製作とある。10時宮立ちとのことで暫く待つ。神社は大磯駅から徒歩で15分ほどの西小磯交叉点で、大通りに面している。やや登り斜面の奥に社殿があり、中腹に4本の大幟がはためいている。幟を立てている枠組みは先週小型のブルドーザーで整地していた。また正面鳥居の前に移動の木製お仮屋がしつらえてあって、大磯でも今ではこうしたものを組み立てているのは、もう珍しくなった、とのことであった。神輿は縦棒4本、横棒前後1本ずつだが、担ぎはドッコイで、少し驚いた。10時丁度の宮立ちで、すぐに大通りを左折してすぐにトラックに載せてしまう。撮影はここまでで終了とした。なお、地元の方の話だと、例年殆ど降雨の渡御になるそうで、ラッキーだった。
大磯まで戻り→大船→逗子→新逗子→金沢八景へと移動。

神奈川県横浜市金沢区洲崎/洲崎神社
(かながわけんよこはましかなざわくすざき/すざきじんじゃ)
京浜急行金沢八景駅付近には瀬戸神社を始めとして、古く大きい神輿が多いと聞いていて
今週の洲崎神社に来てみた。前に撮影した瀬戸神社から歩いて5分もかからない洲崎の町に鎮座している。12時に出発と聞いていたが、結局12時半になってしまった。
神輿は平成3年に宮本卯之助商店で修復したそうだが、台輪106センチ(3尺5寸)、平屋体の胴、四方扉の彫金と重厚な古神輿の雰囲気を残している。前に撮影した片桐氏の調査時点では江戸時代と云われたようだが、確かにそれだけの時代はありそうな雰囲気の神輿だ。
前に山車が行き、比較的のんびりとした担ぎぶりだが、例年宮出しはこんなもんで、20時の宮入りのころには大勢の担ぎ手で溢れかえるそうである。確かに7−8月は夜宮のほうが似合うのだろうが、撮影者としては、やはり昼だ。

神奈川県横浜市金沢区野島/稲荷神社
(かながわけんよこはましかなざわくのじま/いなりじんじゃ)
今回行った6ケ所の中では、正直に言って一番見たかった神輿だ。3年以上前に写真仲間の片桐氏に教えてもらっていて、特異な六角神輿を目で見たかった。
野島へは洲崎から歩いても大した距離ではない。金沢八景からでも20分くらいかもしれない。ライナーの駅(野島公園)からが一番近い。
神輿は13時に公民館から挙がり、13時半に神社前というので、仲間3人と途中で神輿を見つけてから神社まで付いていった。前日土曜の18時から宵宮で宮出しして、公民館に持っていき、日曜日にはそこから出すようだ。
野島公園の一隅にある稲荷神社は社殿が階段の上にあるので、社殿までは私の足が遠慮してしまった。鳥居前で降ろして、担ぎ手は社殿に登り、お清めをしてすぐに担ぎだした。担ぎはユックリしたリズムなので、撮影者(今回は小川・大野・丸山氏)は楽に撮影できたと思う。肝心の神輿だが、屋根も台座も六角神輿で、正面が唐戸、その他の5面の胴体にはうすい金地金具を後ろから叩いた彫金模様でデザインは5面とも全て違う。台の一辺は78センチ(2.5尺)、それに6面に瓔珞がついていて、担いでいると、鳥居にシャンシャンとかすかに当たって出る音が心地よい。屋根は初めて見た色合いで、小豆色をもう少し赤くしたような色に見えた。そこに「卍、巴紋、ともう一つ紋」の三紋がついていて、これは6面同じである。洲崎の神輿より見た目は制作年代が古いように思う。詳しいことを聞かないで戻ったので、何ともいえないが。個人的には直近の修復はここ20年以内だろうから、非常に上手に修復したのだろうと思う。修復以前に見たことがあるという大野氏によれば、相当にくたびれていた神輿だったそうだ。
なお、担ぎ棒の内側に目立たないが金具打ち抜きの小さい文様が張られてある。
諸氏とはここで別れて、金沢八景→新逗子→逗子→鎌倉→江ノ電の極楽寺駅まで。

神奈川県鎌倉市極楽寺/熊野新宮
(かながわけんかまくらしごくらくじ/くまのしんぐう)
極楽寺駅で下車してお宮さん下の受付所で伺うと、神輿は隣駅の七里ガ浜駅付近だろうということだった。極楽寺を少し覗いたり、極楽寺坂をのんびり景色を見ながら降りていったが、結果は大不正解だった。七里ガ浜駅に近いところでお囃子と担ぎ声(ドッコイ)が聞こえたので慌ててかけつけると、駅前の狭い道路に人が鈴なりで、後方にでたため前にでるのが一苦労、しかも降ろす寸前なので、慌てて撮影して、何カットかを降ろす前に撮れた。不正解と言うのはここでの休憩が50分間というので、次の逗子市小坪へ廻る撮影時間との兼ね合いで、消化不良気味で終わったことと、もう少し早くついていれば七里ガ浜の風景を背景に撮れたのではなかったか?ということである。神輿の台輪109センチ(3.6尺)平屋台、前面彫金の扉、左右と後は鎌倉八雲神社と同様に精緻な金具の打ち抜きである。神輿の担ぎ棒は神輿台輪と一体型なので、今のようなドッコイ担ぎではなく、お渡り神事用の祭具だったのだろう。
七里ガ浜→鎌倉→バス小坪(逗子駅行)で今日の最初の須賀神社神輿に戻った。
レポ−トは朝の分に記載済みです。良く動きました。自分に拍手拍手!

(斎藤力・さいとう つとむ)  

 

 

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