神奈川県松田町/寒田神社

 

 

 

2009

7月31日(金)

神奈川県松田町/寒田神社
(かながわけんまつだまち/さむたじんじゃ)
毎年7月31日に固定して祭礼を行うというので、寒田神社へ行ってみた。神社は小田急線新松田駅前の通りを酒匂川方面に真っ直ぐ行って、川の手前の右側奥に鎮座している古社である。総代にはコノハズク(フクロウの一種)も居るヨといわれたが、確認はできなかった。境内社殿裏手の木立の薮にオハグロトンボが飛んだり停まったりしていて驚いた。
子供の頃に見て以来久々の対面だった。肝心の神輿は台輪3尺、宮司さんによると昭和16年作だそうだ。社殿に正対して置いてあるが、神輿的には胴体木彫の古神輿という感じだ。11時に花火が上がると、それが合図になっているようで、今日の担ぎ手(全員手ぬぐいの鉢巻と白丁装束、足は足袋)が集まり、神輿を方向転換して正面を向ける。その後、担ぎ手の記念撮影をして、何の合図もなく神輿が上がり、社殿を2周して宮出しとなる。
独特な掛け声なのだが、聞き取れず判断できなかった。担ぎ自体は揉む訳ではなく、平担ぎで運ぶ感じだ。鳥居を出て神社前の参道を出ると大通りでそれを右折するとすぐに酒匂川に出る。川にかかる陸橋の手前から河原に下りて、しつらえられた神事の縄代前から注意深く川に入るが、すぐに膝の辺りの水深なので、神輿を担ぐわけでなく、両手で支えて入り、そのまま神輿を川面につけて上下に揉む。指揮をしている若衆3名ほどが川の水を手で浴びせる。時間にして2−3分のことだが、写真的には中々の光景であった。所作を知っているカメラマン(多分地元の方)が4名ほどだから、神輿撮影としては少ない部類だろう。電話で宮司とお話したときには、かつてはこの神幸行列に大名行列が随行したのだが、現在大名行列だけを切り離して松田町のお祭りに披露しているそうである。川から上がると縄代の前で神事が簡単に行われ、神輿は一旦トラックに積まれて出発する。私はグズグズしていて、新松田駅近くの広場に出たら、丁度神輿が休憩中で再び肩を入れて町内渡御に出発していった。担ぎ手は濡れたままなので、少し気の毒な気になった。昨日は本年最高の暑さを記録したが、今日は曇天で寒いくらいだからだ。
(斎藤力・さいとう つとむ)  

 

 

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