奈良県生駒郡斑鳩町/斑鳩神社

 

 
 
 

2009

平成21年 10月10日(日)

奈良県生駒郡斑鳩町/斑鳩神社
(ならけんいこまぐんいかるがまち/いかるがじんじゃ)
斑鳩町には世界遺産法隆寺があり、神仏分離前は一緒だった斑鳩神社の秋のご祭礼に神輿が出るというのをネットで見て、斑鳩観光協会に日程・時間を確認して行ってみた。神社は法隆寺東大門(中宮寺からも近い)夢殿門前の道を登っていってすぐの小山の上に鎮座している。13時すぎに神事が始まり13時20分ころには階段を下りて神幸行列として出発する。神輿の台輪は128センチ(4.3尺)宮司さんによれば明治8年に出来たという記録があるそうだ。鳳凰は今までに見たことの無いもので、特に顔の部分が良く分からない?。胴の四方扉も開いていて、格子状の胴が見えるようになっている。社殿前が狭いので一旦白丁が肩を入れて挙げるがすぐに階段を降ろすことになる。階段を降ろして小さな鳥居をくぐると、すぐに台車に載せてしまう。ここから神幸行列が出発するが、前方斜め右に法隆寺の五重塔が遠景で見える。
秋の稲穂が垂れる田園風景の中を行列は進み、すぐに法隆寺東大門に向かう道に入ると、地元のお嬢さん(稚児という)10人ほどが着物に着飾って神輿の前につき、台車を紐で曳きながらの行列になる。すぐに東大門なので、側溝脇で休憩になって、14時からの本格的行列を待つかたちになる。本格的」という意味は地元の各集落ごとに太鼓台(布団太鼓)と提灯台(だいがく)が神輿を待ちうけていて、一緒に行列に加わるからである。布団太鼓というのは山車の一種と言えばよいだろう。大きな布団状のものを屋根に何層かに積んだ台車があって、中に大きな和太鼓が納められていて、それを男子子供が叩く仕組みで、太鼓台とも言われる関西方面特有の構造で、長い長い担ぎ棒が付いて、それを比較的細い棒が前後横に各3本ずつ組まれている。それを若い衆が肩に引っ掛けて進む形だ。また提灯台というのは子供達用で、赤い提灯を上からの三角形状にぶら下げた木組のもので太鼓台と同じような構造で小振りなものである。14時からの神幸行列はまず布団太鼓・提灯台が各1基先に出発し、その後を宮司・神官・天狗・稚児そして神輿が法隆寺社地内は肩を入れて運ぶ。その後に4基の太鼓台が随行する形だ。法隆寺東大門前を出た行列は直進し、夢殿正面入り口を右折して、法隆寺の南大門へ向かい、南大門をくぐって再び法隆寺境内に入り、本堂・五重塔の見える伽藍入り口前を右折して出発点の東大門に向かい
今日は途中にあるお旅所で神輿は一泊する。ここまででも30分ほどしかかからない行程だ。その後15時半ころから巫女による浦安の舞がお旅所神輿前で奉納され、16時になるとお旅所内に待機していた太鼓台が肩を入れての叩き合いになる。しかしながら境内ということもあって、一度の5基が挙がるのではなく、2基&3基という形での担ぎ・太鼓叩き合いとなる。こういってな何だが、太鼓台というのはもう一つ馴染めなかった。
(斎藤力・さいとう つとむ)

 

 

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